僕がフランスに来た理由

僕がフランスに来た理由は本当にたくさんあります。 

 

ただ今こうしてフランス語を勉強している理由や、この歳で渡仏行動を起こすにはそれなりの動機もあるので、ここではその辺りを綴りたいと思います。

恥ずかしい話、渡航寸前までここに書いている事は殆ど纏まっていませんでしたし、正直な話ビザ申請の時は全然違う理由書きました…笑

しかしフランスに来て色々な方と話したりしてる内に、自分なりに考えが纏まり、言語化できるようになりました。

 

フランスで何がしたいか

今はフランス語を学んでいますが、いずれフランスの大学で社会計量学を学びたいと思っています。

 

何故フランスか?

詳細は後述しますが、原点はパリを訪れたときの衝撃から、

・この文化はいったいどこから来るのだろうか?

・日本の文化ひいてはアジアとの違いはいったいなんなのだろうか?

という疑問が有り、それを知りたいというのがフランスである理由です。

もちろん日本の文化を知ることも重要ですし、日本でもフランスの文化について勉強する事は可能だと思います。

しかし外国もいくつか訪れた経験から、知識として得るのと体験として得るのでは大きな違いがあるとも思っています。

またこの疑問はアジアの国々や、ロンドンを訪れた際にはあまり感じなかった疑問でもあります。

 

何故社会学か?

社会学、中でも計量社会学に興味があります。

そもそも僕は母子家庭で育ったのもあり、特に子供に関係する社会問題にとても関心があります。

私事ですが母のおかげで特に経済的に苦労する事もありませんでしたが、辛い事もたくさんありました。ただそれだけでも辛かったのに、それ以上の環境に置かれている人々は他にもたくさんいるのです。

そういった状況が何故生まれるのか、そして少しでも不幸な人が減る手伝いがいずれ出来ればいいと思っています。

これはいかなる形でも構わないと思っていますが、手段として社会学の知識が必要だと考えています。

 

また、なぜ計量社会学かというと、仕事の経験から分析が比較的好きでもあるし、得意でもあるのでそれを活かせると思ったからです。

数学的な考え方も身につけたいと思ってますし、Twitterで見るデータサイエンティスト界隈の方々にも尊敬と憧れの様なものがあります…

統計学を用いるので数学の勉強も必要ですが、頑張りたいですね。

中学の数学もまともに理解できていませんが…

 

 

以上が、僕がフランスでフランス語を頑張れるエネルギー源です。

あとは、フランスに来た断片的な理由をつらつら綴ります。

順番はてきとうです。

 

僕がフランスに来た理由達

・最大のキッカケ

23歳の時に英語留学中の友達に会うために、ロンドンに1週間遊びに行った時の事。

ノリで日帰りパリ観光する事になった。

北駅(gare du nord)に着いて、駅舎を出た時の衝撃...

文字通り絶句した。着いてからは全てが衝撃的だった。

整然とした街並み、建物の古さと大きさ、お店のショーウィンドウ、八百屋のおしゃれさ加減...

この時はどちらかというとアート的な要素に惹かれていたのだと思う。

 

・アートが好き

小さい頃から絵を描くことやアートに触れるのが好きだった。

好きな芸術家はだいたい若い頃パリで過ごしていた。

ピカソはもちろん、岡本太郎香月泰男などなど…

あとはヒュー・ジャックマン主演のレ・ミゼラブルも衝撃だったな…

何回も観て胸が熱くなってよく泣いた。

ダヴィンチやミケランジェロも好きですが、彼らはイタリア人なので、イタリア行きたいっていうのも当初あった。

だけど差別とか含めて社会が閉じてるっていうイメージもあったし、イタリア語圏すくないし、フランスの方が外国人多いとか、賃金の問題もあり、総合的に考えてフランスを選んだのもある。

この判断は今でも間違ってなかったという確信めいたものがある。

 

・外国に興味があり過ぎた

小さい頃から外国に連れまわされてもらっていたし、母親も数年間海外で生活していたことがあるので、自然と小さい頃から自分もそうするだろうっていう感覚があった。

高校卒業後すぐにバイトの面接で「日本の年功序列が嫌い」って言ったら「外国行けばいいじゃないか」って説教されたのはいい思い出。

 

・日本での生きづらさ

皆が平然とやってる事でもまったく理解できなかった…

特に「なぜ?」っていう疑問を持つこと自体にプレッシャーがあったように思う。

日本社会の中で自分で考えて意見したり行動する事が凄いストレスだった。

 

・フランスの考え方

フランスの考え方にも興味があった。

二十歳くらいまでアメリカに強烈な憧れがあったけど、段々と現実的な部分を見ていくにつれて興味が薄れていった…

ゴリマッチョな考え方があまり受け入れられなくなったというか…言語化が難しいけど。

フランスについてはストライキもそうだし、主体性がある国っていうイメージだった。

あとは移民に対する考え方もフランスとアメリカで全然違うので、そういう部分も興味があった。

ヨーロッパの中でも移民沢山いる国だしね。

 

 

渡航前にフランスを選んだ理由はそんなところでしょうか。

実際は渡航後新たな発見が幾つもあったし、この国を選んでよかったという感覚も確実なものになったし、この国もこの国の人々も以前より好きになった。pamplemousse-masaru.hatenablog.com