2019/12/31
今日は疲れて何もする気になれなかったけど、朝買い物だけ行った。
ショックもあったのか歯が抜ける夢見たよ。
後半ではスリ被害にあった事を考察としてまとめてみました。
だいぶ唇の腫れも引いて来たので良かった。
昨日の日記見て再び反芻してみた。
「動揺はしてないかな」とか書いてるけど充分動揺していたな…
思い返すとニコラスに労いか何かを期待していたんだろうな、俺は。
Twitterに書きなぐって発散できたのは正直メンタル的に良かった…
Twitterありがとう笑
しかし午前中買い物行くときは正直少し怖かったな。
日中だし人通りも多いので起こるわけないんだけど、家の前でアレをやられたのは精神的なショックが思ってる以上に大きかったんだと思う。
正直あれだけ躊躇なく力任せに人を殴れるヤツはそんなにたくさんいないと思うんだよなあ…
眼鏡かけてたから鼻や目を避けてくれた気もするし、当たり所良かったと本当に思うわ。顎だったら脳震盪で動けなかっただろうしね。
あとは顔が腫れてドナルドダックみたいになっていたので、人目を気にしたのもあった。
この機会に色々と思う事がたくさんあった。
第一に、被害者を責める人達。
インドで詐欺被害に遭ったときもそうだったけど、「気を付けなかった方が悪い」っていう人達ね。
「なんでそんな手にひっかかったの?」とか「馬鹿じゃないの?」みたいな事も結構言われたけど、なんで被害者である俺が言われなくちゃならないのかさっぱり分からない…
今回は言われる事はなかったけど、被害に遭ったことを正当化しようとして「俺も悪かった」って考える癖がついていることに気が付いた。
何が言いたいかって言うと、どんなに気を付けていてもトラブルに巻き込まれる事はある。
そしてそれは常に加害者が悪い。被害者に落ち度は決してない。
だから特に詐欺被害なんかに遭うと「馬鹿じゃないの?」って言われることあるんだけど、被害を加害者のために正当化する必要はない。
第二に、こういう暴力とか欺瞞は社会から生まれて来てるっていうのを実感したこと。
結局盗みや暴力って社会の歪みから出てくる膿みたいなもので、それは国や社会の形態によって違えど様々な形で犠牲者を生み出すんだよね。
いじめられて自殺しちゃう人だったり、過労とパワハラで自殺しちゃう人だったり、麻薬によって中毒死しちゃう人だったり、権力者による暴力の犠牲だったり。
今回の様な目に遭うと必ず「日本の方ではありえない、日本の方が安全」て言いだす人がいると思うんだけど、日本でも少なからず社会の膿を飲んでる人はいるはずなんだよね。その人が体験してなかったり、濃度が違うだけで。
これはフランスも同じ。
そしてインドでの詐欺被害もそうだったし、今回の件でも改めて感じたのは、僕が社会学やりたい理由のひとつに「なぜ社会の膿とも言える暴力や欺瞞が発生するのか」っていうがあるなあ、と。
理由は様々で貧困だったり教育だったりいろいろあると思うんだけど、その理由を知りたいし、どうにかできたら良いなって感じる。
そして同じ人間なのに、欺きあったり暴力を振るい合うって、単純に悲しいじゃん。
第三に、こういった社会問題は「私たちの問題である」という事。
フランスだろうが日本だろうが、どんな国でも良いけど問題は確かにある。
特に先進国同士であれば殆ど同じ文化水準のはずなので、問題を比較する意味がない、という事。
可視化される問題の形態が違うだけで、どんな国も同じような問題を抱えているし、その背景も本当に様々。
だから一つの社会問題に直面した時、「フランスではこうしてるのに日本では~」なんていうのはあまり意味がない。指摘として的を射ている場合ももちろんある。
しかし根本的にダメな理由は「誰かの問題」として片付けちゃってるという事。
そしてこういう言葉を用いるとき、大抵は批判する対象に対してリスペクトがない。
リスペクトが無ければ誰も耳なんか傾けてくれないと思う。ただ批判しているだけでも聞き入れて貰えるなんて認識が甘すぎる。
なのでさらにフラットに「私たちの問題」として捉える必要があるなって思った。
そうやって捉える事で、もっと深いところから洞察が得られる気がするし、聞き入れてもらい易くもなるし、より多くの人の協力を得られると思う。
これは何も今回みたいな例だけじゃなくて、環境問題やフェミニズム、日韓中との歴史問題なんかにも共通すると思う。
「○○の問題」って捉えるんじゃなくて、常に「私たちの問題」って捉える事で、もっと視野を広げれるんじゃないかな。
こんなところかなあ。
しかしこの辺の事ってよくよく反芻してみると、おいらの尊敬するツイッタラーの人たちは普通に押さえてる気がする…やっぱりレベル高いんだな…
そしてもっと上手くまとめたい…物を書く練習も必要かな。
2019年の振り返る余裕なんてないな笑
もう日本は新年だと思うけど、フランスはまだ年が明けてないという微妙な状態。
しかし本当にこの国に来て学びまくってるな…
密度が半端じゃない。
スティーブ・ジョブズ信じて生きてきた甲斐がありました。