2020/2/11

今日も朝から授業。

 

今日は表現の授業だった。

まあ正確に言うと論証みたいなもので、記事読んで問題提起して、その解決策を考える、というヤツだった。

難しすぎやろ...

日本語でもまあまあ難しいからね。

 

グループ分けで中国人のとなりだったんだけど、何故か先生に「言語近いから」という理由で別なグループにされた。

スペイン語圏は…?って思ったけど、スペイン語話者にとっては会話が簡単なのと人数が多いからだろうな、たぶん。

そして今日のクラスは中国人全然いなかったけど、彼らは会話やりたくないんだろうな…

 

まあ俺にとってはどちらでも良いのと、普段あまり喋らないクラスメイトと話せたので良かったと思う。

数少ない男のクラスメイトでロシア人のダニーと今日初めてまともに会話?した気がするので、今後もっと絡みたいかなあ。

コロンビアンもいるけど、俺何かした?っていうくらい目も合わしてくれないのがちょっと悲しい。まあ考えてもしょうがないから気にせんとこう。

 

そして授業の終盤で各グループで問題に対する解決策とか、実現方法を説明する事になっていて、全員ちょっとづつ喋るという内容だった…

まあ想定内だったけど、ひと言で言うと地獄でした。

正直なところみんなで話した内容半分くらいの理解だったけど、問題はそこじゃなかったな。

 

我々のグループのCO2削減の解決策の一つとして「環境のために電車を無料にする」というのがあったので、既にフランス国内で試みてる都市を知っていたので説明を試みた。

直前に日本語の記事斜め読みしただけで、準備ゼロ。ぶつけ本番、ほぼアドリブ。

アドリブ力なんてない俺は出来なくて当然なんだけど、とにかく試みた。

先生にみんなに目配せしながら説明しろとか言われながら、拙いフランス語で話しましたよ。先生には通じてたっぽいけど他のクラスメイトは正直わからない。

 

日本だったら逃げ出してたかもなあ…

嘲笑の対象になるようで自尊心が耐えられなかったと思う。

でもここはフランスだし、フランス語の学習者としては飛び切り不利な部類だし、クラスに日本人がいない事も大きかったと思う。出来なくて当たり前だから。

出来ない自分を受け入れて、さらけ出せたのは良かった。

凄いストレスだったし、人より出来ない事をさらけ出すのってツライけど、必要な事だよね。

 

授業の後に図書館行こうと思ったら、自販機の前でマリアンヌを見つけた。

最初スルーしたけど、せっかくだし声かけてみるかーと思って声かけたら、彼女も図書館行って勉強するらしく話しながら一緒に向かった。

彼女も語学苦手な口なのもあって、「私はあなたよりフランス語出来ないよ、きっと」ってめっちゃフォローしてくれた…

なんとなくノルウェー人は話しやすいんだよな…良く分からないけど。

フランスより文化近い気がするんだよね。ドングリだけど。

少しの間だったけど一緒に勉強して、ついでにいろいろはなした。

 

どこ住んでるの?って聞いたら意外と家近くてビビったわ…

昼飯誘ったけどタイミング合わなかったー。まあいいや。

あと彼女はオプションのフランス文化の授業、変更したらしい…

理由は情報量多くてついて行けないから…

そんなこと言われる不安になるやんけ、とか思ったけど分からない事に慣れてきた事もあってまあそんなに気にしなくて良いか、と楽観視してる。

 

彼女はスポーツするため、先に帰った。

ちょっと勉強してたけど、PC持ってくるの忘れてたから家に帰ることにした。

PCである程度何でも出来るように調整してきてたから、逆に何も出来なかった…

 

帰って勉強せずに携帯ずっといじってた…うーん…

悔しい思いしたはずなのにコレだからな。

 

ついでに最近僕のTwitterランドで話題に上がってた、カズ・ヒロさんの国籍の話題に触れてみたいと思う。

初のアジア人としてアカデミー賞を受賞されたらしい。

その時に、彼は「日本文化が嫌になって国籍を替えた」とコメントしたらしい。

日本国籍捨てたのに日本人として報道するメディアは論外として、Twitterで一連の流れ見てて思ったのは、海外から日本を批判する人たちの中には、日本社会に馴染めなかったことで自分を肯定することが出来なくて、そのために日本社会を批判している人たちがいるという事。

フォロワーにもウケ良いんだろうなって思うけど、そういう人たちが結構たくさんいる。

やたら日本批判を繰り広げる「日本の社会なんて嫌になって当たり前」みたいな言説もたくさん見たけど、そんな訳がない。

世界中、どんな人でも良い意味でも悪い意味でも母国の存在は特別。

自分のもう1人の親みたいなもので、どうせ切っても切り離せやしない。

それがどんな親であっても…

っていう部分を抜きには語れないんじゃないかな。

仮に多国籍もってるカルロスゴーンみたいな人でも、心の母国というのはあると思う。

それは家族だったり、友達だったり、人に寄るんだけど。

 

そしてフランスで色んな国の人見てて思うのは、皆母国の存在は大きいんだな、と感じる事。

日本語圏で生活してると、外国人にとっての母国がどういう物かっていうのを想像するのが非常に難しい。

日本に来る外国人に「日本良いでしょ?」みたいな番組もいっぱいあるしね。

 

まあそんなこと書いてるけど、ここ最近まで日本批判好きだったし、実際間違いなく欠けていると言える部分もある。

よりクリアに見えるようになったかな。

という訳でそのうち俺は日本を去る気がする…