2020/10/1 帰国と孤独
仕事のある日は日本語で書きます。
睡眠時間減るくらいなら日本語で書いて朝勉強するくらいの方が良い気がしてきたので…
◆本日の勉強時間
1h30m
・作文の復習 1h
・聴き取りの練習 30m
今日はあまり時間計ってなかったので凡そです。
作文は昨日出して直されたところを復習した。単語が上手い事引き出せなくなってる事が良く分かったので、作文もちょっとづつやった方が他の科目の対策にもなるかもしれない。
聴き取りはほぼ毎日やるようにしてる。出来なくてもラジオを聴くとか。B2-C1のC.Oの練習問題やってみたけど、難しすぎて泣いた。でも体感的には本番に一番近かった。
今日はほぼ仕事だった。今週はマルセイユの第二波対策を皆見たからか、客がかなり減った。
流石にフランス人もロックダウンをまたやられたら溜まらないって思ったのかな。
昼は私と店主夫妻の3人だけで、少し以前いた日本人の従業員について話してくれた。
印象的だったのは2人とも日本について客観的に見ていそうだった。
というのも20年店をやってて、過去何人も日本人と働いてきているんだよね。だから日本の良いところも悪いところも日本人から聞いてもいるし、実際働いている日本人を通して文化を見てるんだろうな、と思った。一体何を見たんだろうとすごく気になったけど、それは質問する事でしか受け取れないので非常に残念に思った。
そして夜の仕事の後一緒に働いてる日本人の人と話したけど、かなり面白い話が聞けたので良かった。
その人はたぶん今フランス滞在が4年目くらいで、修士は2年目らしい。勉強終わったらどうするのか聞いたら、日本に帰る事にしたらしい。でも最初2年目までは絶対帰らないって決めてたらしくて、その経緯について聞いたら話してくれた。
理由は大まかに言語の壁と孤独、という事だった。
まず言語について。
その人は語学学校でC1までディプロムを終えて、それから修士課程に入って勉強している。要約すると以下のような感じ。
- 授業が喋りだけだとついていけない(映像・画像などの補助が無い)
- 単位取って卒業は出来るけどネイティブと同じレベルでは出来ない問題
- その上で勉強をするのが非常にストレス、もしくは不利に感じる、仕事をする事になったとしても同じ
- 3年目に日本に帰国した時に働いて、日本の働き方が合ってるという事が分かった
次に孤独。
- クラスメイトと長期的な友達になるのが難しい
- 仲が良くなった外国人の友達はしばらくすると皆帰国する
- 日本にいる両親や友達と会えなくてそれが堪える
ザックリそんなところかな。これらを聞いた上で、以下個人的な感想。
言語の問題は、言語が原因に見えるだけで他の要因もかなりありそうなので、人によってかなりばらつきがあるだろうから何とも言えないかな。例えばそもそも論文書くのが向いてないとか、仏語式に慣れてないとか、色々考えられそう。それに恐らく複数の原因が折り重なっているだろうしね…
ただインプットもアウトプットも外国語でやるというのは間違いなく簡単ではない…
この話聞いてから仏語の勉強態度改めようと思った。いくらやっても足りないレベル。
働き方に関しては完全に人によるのでノーコメント。
次に孤独だけど、これはかなりしっくりきた。
たぶん外国に住むという事は、孤独をかみしめるという事だと思う。友達そんなにいないし割と孤独に慣れている人間という自覚があって、目まぐるしく生活している中ではほぼ認識しないんだけど、それでもふとした瞬間に孤独はやってくる。
真空の冷たい宇宙に放り出されて急に息が出来なくなるような感覚かな。
そういう孤独とどう戦うか、ではなくどう付き合うかっていう姿勢が大事なんだろうな、と思う。日系のコミュニティとかなんでも良いから、長期的な関係を築けるように動かないと、たぶん押しつぶされる。
まあ孤独を認識する時って暇な時なので、必死になってるとそんなに気にならないけどね。あとは友達と通話したり、Twitterとかやってるとかなり紛れる。
余談だけど「マサルさんは大学終ったらフランス残るの?」って聞かれたので「その時にならないと分かりません、でも今は残りたい気持ちですね」って答えたら「私も同じだったからきっと変わるよー!」って言われたのでちょっとビックリした。これまでの経験も、これから経験する事も同じではないよね…仮に同じ答えに行きついたとしても単に同じに見えるだけだしなあ。
この話についてはそんなところかな。
あとは日本人の女の人がウェイターの女の子に契約労働時間超えると残業代支払われないみたいな話してて、注意が必要だなって思った。勤怠を記録して計算して、その旨を伝えたけどうやむやにされたらしい。
今日労働契約書にサインしたけど、労働に関しては日本よりまともな印象を受けていたので全然労働時間とか見てなかった。
フランスの場合、契約労働時間以下で働いたとしても既定の時間で給料が支払われるし、超過しても支払われる。つまり契約労働時間は超重要なんだよね…
あと多分だけどバカンス期間の有給とか、ロックダウン時みたいな場合の補償とかが契約労働時間ベースになる筈なので、契約書あまり確認しなかったのはだいぶアホな事をした。
まあ20年もやってるところだから不用意に信用を欠く様な事は無いと思うけど、一応明日確認する。
契約とかは常に緊張感必要なんだけど、疑うみたいなことはめちゃくちゃ疲れるからあまりやりたくないんだよね。まあ自己防衛は必要なんだけど「フランスの方が信頼出来る」は間違いなく認知バイアスやね。
そして帰宅後、大家さんめっちゃ優しくて泣いた。(実際は泣いてません)
ビザの更新の為に書類が必要だったのと、自転車置き場の鍵をまだ貰えていないのでそれを聞きに行ったら、電気ヒーター用意してくれてた。
備え付きのヒーターはまだ稼働しないけど、最近寒い日があるから良かったら使って、との事だった…
親切なおじさんで感動した…もうちょっとコミュニケーション取るようにしようかな…
今日はそんなところかな。
やっぱり日本語で書くと仏語の作文能力が抜けていくので、サクっと書くようにしたい。今日は色々書きたかったので日本語にしました。
仏語の作文能力上がると日本語能力下がるので、今日の文章は特におかしい感じがした。
まあ気分で日仏切り替えます…
おやすみなさい~