TCF-DAPの振り返りと試験勉強について分かった事
久しぶりに纏まった文章です。
TCFの感想とここ数ヶ月勉強してきて気付いた事・改善するべき点について書きます。
1.TCFの感想
2.TCF対策の反省点
3.試験対策として今後目指すべきスタイル
1.TCFの感想
・リスニング
正直ほとんど手ごたえナシ。この「手応え」の基準はTV5-MONDEの模試やrfiの試験問題をやっていて点数が7-8割取れた時と5割以下だったの場合で分けています。
体感的には5割以下だったので手ごたえナシ。
元々集中力無いし、練習でも1-2分のオーディオを聴き続けられないという問題はあったんだけど、本番でも何回か内容を聴き逃して答えが全然分からなかった。これは適性もあるんだろうけどこういう短いオーディオの聴き取りやろうと思ったら人一倍努力が必要、という事かもしれない。
あとは他の科目と比べて単に時間を割いていないのでそれもあると思う。
・文法
悪くは無いと思う。ただ練習の時の感覚をベースに考えると5割くらいかな。
痛いのは比較的簡単な問題でも自信をもって回答できなかった事。つまりまだ詰める余地があって、基礎が不十分なんだよな。
文法の問題は仏語特有の言い回しも含んでいるので初歩的でも難しい事はあるんだけど、まあ試験では単なる言い訳ですね。
・読解
これも悪くはない。最後まで解く時間があるか不安だったけど、取りあえず解き尽せたので良いのかな。ただ以前見た対策法では「各問で全部同じ点数だから時間の都合上、長文は適当に埋めて簡単な所を見返して確実に点を取りに行く方が良い」というのも見たのでそれが良い事なのかは微妙な気もしている。実際5分だけ見返す時間があったけど結構書き換えた。ただ明確に分からない所が多いと直す意味が無いのでどうなんだろうな。
まあしかし細かい点は置いておいて、読解に関しては精読で相当練り上がったのが分かるので、今後も続けていこうと思う。
・作文
これは大きな誤算があった、1時間半だと思っていた試験時間が1時間だった。
情報がマチマチだった事が大きい。一番分かり易かったTV5ーMONDEの情報だと1時間半で政府の公式サイトでは1時間だった。試験の予定時間が3時間半だったんだけど、他の科目は2時間で確定していたので作文が1時間半とすると計算上は合った。
けれど結局、会場で1時間と言われたので色々察したと同時に、結構焦った。
練習だと1時間半でやっていて、それを1時間でやるとなるとどの程度のペースでやるべきかも大体想像が付いたのが幸いだった。
一応ギリギリ書き切りはしたものの、見返せていないし最後活用ド忘れして焦って書いたやつ修正したけど、終わってから確認したら最初ので合ってた…
作文そのものは時間の都合で殴り書きした。一応白紙のメモ用の紙渡されていたけど、確実にプランを立てる時間が無いことは分かっていたのでそのまま書いた。消せるボールペンじゃなかったらゲームオーバーだった…
何書いたかも必死過ぎてあまり覚えてないけど、取りあえず問題の指示と文字数は超えた。3つ目の課題は論証が上手くできずに同じ事のリピートになってしまったけど、書き切ったからもう良いかな。結果は分からないし、という事で…
2.TCF対策の反省点
・対策範囲の決定
対策範囲を明確に定義出来ていなかった事は大きい。
Delfと比べるとTCFはネット上の題材はあまり揃っていない。というのはDelfは運用寄りの能力を測るけどTCFは本当に能力検査という感じなので内容が一般的な記事などと比べると独特。
とは言え、お世話になりまくっているTV5ーMONDEの練習問題を範囲設定して隈なく内容を理解しておくべきだった。
15個の練習問題の纏まりから構成されていて、非常に実際の試験に近い内容だったのでこれをマスターするだけで点数が稼げたはず。
オーディオはトランスクリプションが無いという問題もあったけど、rfiのサイトで代替出来たので、同じ事。
要するに対策範囲を定義してそれを1周する時間、復習する時間、2・3周目に費やす時間を計画するべきだった。
・計画内の復習時間の設定
途中で気付いたけど、勉強計画の中に復習の時間が一切なかった。なんかカツカツだな、復習する時間ないなって思ってたけど、勉強とはひたすら量をこなす、みたいな考えに支配されていた事が原因だったらしい。
ちゃんと復習しないと定着しないよね…
これは大きな気づきだと思う。
・勉強計画の杜撰さ
課したタスクをこなせない日もあったけど、そもそも計画が杜撰過ぎる。
試験対策とは範囲を定義し、こなさなければならない量に掛かる時間を把握し、復習時間を作り、範囲内の学習を定期的に回す事で定着させていく事が必要になる。そしてこれらの範囲や量は自分の能力と試験までの時間、学習する内容に依って変化する。それを調整し適切に決定するのが計画。
これは全く出来ていなかった。
・自分の特性の把握
個人的に試験前はリラックスする事が必要で、付け焼刃の学習はテスト結果にほとんど影響しないと考えているので、直前は何もしないのが一番良いと思っている。
つまり試験の2-3日前までにはひと通りの学習は終えて、前日にさらっと全体を見通すのが理想だと思う。
直前までガッツいていると集中力も持続しないし、異常な緊張状態なので能力が引き出せない可能性が高い。余裕を持った完全な精神状態で挑む。そうすると多少予定外の事が起きても臨機応変に対応できる。
・遠征地での集中の難しさ
これは今回のTCFならではの事情もある。
南仏からリールと言う南の果てから北の果てまで来たので、全ての条件が違う。完全にアウェーなので必然的に集中力が低下する。
そういう部分も含めて数日前までに範囲を終わらせておくことは必要だと思う。
3.試験対策として今後目指すべきスタイル
ここまでに書いた事の繰り返しとまとめになるが、まず範囲を定義し、復習を含めてかかる時間を把握し、その上で試験日までに何周こなせるのか、そして自分の能力に基づいて、何が十分で何が不十分になりそうなのかを考慮して計画を立てる。
そして実行する。そうすると恐らくモチベーションの管理もし易くなると思う。
さらに試験日直前はリラックスして過ごせる様にして、学習量を調整する。
急に勉強量を減らすというよりは試験日に近づくにつれて復習の量を増やしていく、というのが良さそう。
今後ここに書いた事をベースに何かの試験を受けてみたいと思う。
語学学校の試験もあるのでそれでもいいけど、語学学校の授業はさほど好きじゃないのでやる気になるかちょっと分からない…
思いつくまま書いたのであまり良く纏まった文章とは言い難くなってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございます。
À bientôt!