進路に関する質問とまとめ

先日書いた進路についての質問を教員にして回答を得たので、それのまとめです。

2021/12/3 大学変えるか? - マサルの仏蘭西滞在記

 

先日大学を変える・変えないという事について書いたが、大学の教員に聞いてみたらかなり的確な回答が来たので書き留めておく。

 

まずそもそも今の大学(とリール大学)を私は「計量社会学」というワードで見つけたが、疑問として「この大学は計量社会学と関係あるのか?」、次に「社会工学をやりたいと思っているが、どう思うのか?」続いて「社会学について進んでいる都市はフランスにあるか?」という3つの質問を私の文脈を交えて説明した。

しっかり意図を伝えられなかったが、大意は伝わったと思う。

 

私の考えでは大学によって学べる事はさほど変わらず、社会学を学ぶにはこの大学でなくても良いのではないか、という事。また今は質的調査法を授業で学んだので、今は計量社会学よりもリベラルアーツ的な社会工学に興味があり、そういうあるていど尖った学問をやるなら適した街、場所があるのではないか、という所が知りたかった。

返答はYesでもあったしNoでもあった。

 

回答:

まずこの大学は質・量的調査方法で偏っていない事、またリール大学の授業の内容は分からないがここは少なくとも人数が少ないので教員が面倒を見易い事、今やっている事は本当にベースなので「今後何をやるか」や「どの大学が何をやっているか」よりも社会学そのものの知見を深めて、何に興味があるのかを見極めた方が良く、興味のある分野を決めるのはL2とかL3くらいで、今はまだ早すぎるのではないか、という話をひとつ。

更に街などについては社会学についてどこが進んでいるかはあまり関係なく、どこで学んでも変わらない、という話もしてくれた。

 

感想:

正直な所、正しさしか感じていない。

個人的な感覚としては急ぎ過ぎているというか、「学問をやるのに場所は関係ない」のはそうだし、今留年の可能性すらある中でやるべき事に集中すべき、というのもぐうの音も出ない正論だと思った。

ただ就職なども視野に入れると社会実験なんかが進んでいるダンケルクなんかは興味がかなりある…。

先に決めてしまってそこに向かうのがシンプルで楽だから、どうしても目標を定義したい欲求があるのかな。

まあまだ結論を急ぐ必要もないし、今度以前お世話になったフランス語の先生にも意見を聞いてみて、総合的に考えてみようと思うが、今回の教員のアドバイスはかなり刺さった。