2021/8/4 内見
さて。
◆本日の勉強時間 1h
テキスト 1h
◇明日のタスク
家探し
ちょっと友達の家だしどこまで集中できるか謎だけど、とりあえず明日は1時間勉強してみる…
今日は午前中はほとんど寝てた。疲れすぎて動く気力が無かったというのが正しい。
友達は週6日でバスケを教えているので仕事行ったけど、流石にスポーツマンは体力がちょっと違うなって思う…
午後は内見の予定があったのでモンパルナスら辺に向かった。
今いる所からだとアクセスが悪くてちょっと困ったけど、バスで行くことにした。
しかし全然話聞いてなかったのでなんか良く分からんけど途中でバスを降ろされて、そこから徒歩で向かう事にした。元々ちょっと遅れ気味だったので連絡してOK貰った。
で、着いたら結構立派な建物で恐る恐る入った。
出迎えてくれたのは50代くらいの身長180㎝くらいあるオジサンだった。
電話で話した時と同じように紳士で優しい印象を受けたな。
アパート自体はちょっと日本だと古民家扱いされそうな古さで、家賃は650€とちょっと高めだった。この時点で大学へ通うのに1本で行けない事と、家賃の高さ的に難しいと思った。
ただ大家さんのおじさんはかなり博識な印象があって、アパートもなんか良く分からない本や書類が詰まった棚があったし、廊下には浮世絵が飾ってあってオークションで競り落としたとか言ってた。
なんか電話でもバカンスの間パリにいるか聞いたら「パリから出るなんて事は無いよ」って言ってたし、異様にパリに執着があるのか分からないけど、モンペリエでフランス語の勉強をしていた話をしたら「なんであんな訳の分からないアクセントで話すようなところで…」みたいな言い方をされたのは結構イラっとした。
ちょっと前だったら「こんな所誰が住むか…」と思っただろうけど、今はまあそういう人なんだな~と思って受け流せるくらいには大人になったらしい。
それでなんか軽く身の上話しててたら「なぜフランスで社会学を学びたいの?」という話になり、「パリの街並みの美しさに衝撃を受けて、文化の違いを知りたくなった」という話をしたら、「パリの街並みを変えようっていう試みはナポレオン三世が始めた事だけど、コンコルド広場なんかは昔民家が沢山あったのを全部破壊したんだよ、信じられないよね」っていう話をしてくれた。他にも「イタリアのフローレンスと言う街には有名な長い回廊があるけど、アレは王様の身勝手でやらせたんだよ」みたいな話もしてくれて、ヨーロッパの特権階級の罪深さの様な物を味わった。
なんかこういう話を聞いて思ったのは、直感的な美さや先進性の背景には常に暴力があるのかな、などと思ったりした。
大家さんのは他にもちょこちょこ話をしてた気がするけど、大体こんな感じだったかな。あと結構明確に西暦を覚えていて、それもちょっと博識な印象を強調する要素になっていたな…私はそういうの出来る気がしないので。
で、アパートを後にした。家賃やら条件は合わなかったけど、短い会話の中で学ぶことが多かった…暫く色々脳が働いていたな。
そして帰りはどうしようかと考えあぐねいていたけど、結局直帰して、止めて貰ってるし、仕事してる友達のために夕飯作ろうと思って買い出しに行くことにした。
で、メトロに乗ったらひと駅で急に営業終了…工事が理由みたいだけど、さっきもバス降ろされたしうんざりした。
でも地上に出たら代替のバスがあってそれで戻る事が出来た…良かった。
それから買い出しして今夕食を作った。
友達の帰宅後、一緒にご飯食べて、また取り留めも無く話したな。
そんなところでした。