2022/2/23 無力感と社会

さて…色々あり過ぎた。

◆本日の勉強時間 0h

ほぼやってない…

 

今日は朝からTwitterを開かない事を決意したはずだったけど、午後にイベントが発生してなんやかんや費やしてしまった。

最近夜あまり眠れないんだけど、今日も早めに起きてしまった。

それから朝の授業に出て、長い午後を過ごした。

授業自体は退屈だった程度大した事なかったけど、昼に先日メッセのやり取りしたクラスメイトの女性に適当にメッセを送ってみた。

正直メッセを送った当初は感触悪くなかった事と、直前の授業がアートについてだったけど、結構いろいろ自分の意見を話していたので興味あるんかなって思ってメッセしてみた。

そしたら嘲笑とも取れる内容が返ってきたけど、質問されたので普通に返して、ついでに「昼飯食わない?」って送ったんだけど、その辺りで急に「なんでメッセしてくるの?なんで私に興味を向けるの?」と言いだした。

とりあえず「ああ、いやだったの?」みたいに返したら「男がいるって言ったじゃん」と言われて、結構面食らって、「何故最初でなくて今言うか?」って思ったけど、「ああそうだったね、悪かったね、ごめんね」と適当に返して終了した。

その後家帰ったらアイコンが恋人とキスしている風な本人かどうか判別できないシルエットの画像になっていた。

 

最初は自分が勘違いしたのだろうと思ったのだが、次第に不自然だった様々点が浮かび上がって来た。

まず去年あった視線のやり取りは間違いなく事実として起きた事だし、意図があったのは明らかだったが、私は慣れていなかったので彼女の期待には思う様に応えられず、その後拒絶された事。

そして今回も、クラスで過ごしていて意図の有り気な振舞いをしておき、メッセを送った初手は印象が良くて割とテキパキ返事が来たが、私が「フランスは好きではない」風なコメントをしたことで機嫌を損ね、そしてそこからの「男がいる」という前回と同じ主張…

そしてメッセのやり取り全体を通して感じたのは、あくまで「あなたが私に興味がある」という態度。

 

これらを総合して見えてくるのは、私が期待に応えない事に対するフラストレーションと、自分は魅力的でなくてはならないというプライドとプレッシャー。

私は基本的に相手の期待を感じた時、敢えて期待通りには動かない。なぜなら相手がそれを学習して都度任意の振る舞いで私の行動の自由を阻害する恐れがある。

そして私が彼女の要求する振舞いを取らなくなったら、今度は徹底的に拒絶に入る。彼女のは自身の期待が生み出す理想に屈してしまう。

フランスを含めた「魅力的な自分」を維持する為に、都合の良い事実を繋ぎ合わせ、他者を拒絶し、否定する事で偶像を肯定する。

要するにプライドが異常に高く、その理想にそぐわないモノは排除の対象となる。

 

ではなぜ、そこまでして自分を肯定しなければならないのか。

それは彼女の周りがそうなんだろう…つまりこの社会ではプライドを維持出来ないとたちまち潰されてしまうという事だ。

階級社会フランスはそうやって出来ている…というか、これまで見聞してきた様々な話とも整合性が取れる部分が多い。

 

フランスへ来て、社会学を学習するにつれて人間性に対する解像度が上がり、明晰に見える様になったが、無力感の方が大きい。

 

いつか少しでも何かが変わる事をしたいが、今は自分の学業に専念すべきだな、と再認識した日だった。